自称大器晩成お父さん45歳からの3兄妹子育て検証ブログ。

遅ればせながら子供と一緒に成長中です。子育てって面倒くさいけど面白いかも?!

ふゆのはなさいた  文・安東みきえ 絵・吉田尚令

ゆのはなさいた

 文・安東みきえ

絵・吉田尚令

 

とてもネガティブな

こねずみくんくん

池の淵で泣いている時、

池に涙をぽちゃんと落としたら

池の中から金魚が話しかけてきました

「泣くのはやめてよ」

「だって、ぼくひとりぼっちなんだもの」

この会話から物語は始まります

 

冬仕度で居なくなったツバメや山ネズミが

自分の事を嫌いになってどっかへ行ってしまったと思い

落ち込んでいましたが

 

渡り鳥は暖かいところへ移動するけど春になれば戻ってくる。

山ネズミは冬眠して春になれば目を覚ます。と、

物知りの金魚はこねずみに説明してあげました。

 

困っている者の相談にのってあげる金魚と

実はその金魚も仲間外れを感じていて

話が出来ることが嬉しいという

気づかないうちにお互い助け合っているという図式。

よく考えてみると人間社会も同様の図式があったりしますよね?!

助けているのに助けられている

この感覚を無意識で出来ていると

良い人生を過ごせるような気がします。

 

 

ラストは又悲しんでいる、こねずみに対して

金魚が綺麗な冬の花が咲かせます!

どんな花かは是非絵本を読んでみて下さい。

 

4歳の息子はボケーっと聞いていましたが

私、読んでてグッときました。

おすすめの絵本です。